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建設経営セミナー
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■『建設業経営に活かす経審戦略』(2)
【第55号 平成17年2月15日発行】
(株)日本コンサルタントグループ 経営コンサルタント 菅野 好則
2. 経営分析指標と経審
1)
経営分析指標と経審
企業において自社の実力を測る手法として、よく利用されているのが「経営分析」、「財務分析」手法です。これらには各種指標が数多く盛り込まれており、客観的判断には大変便利なものとなっています。
ところが、建設業界には建設業特有の勘定科目である、「完成工事未収入金」、「未成工事支出金」等があり、一般財務会計的発想の分析だけではピンと来ない面があります。
そういう意味では、客観評価を明確に打ち出している経審をそのまま使用し、「競争入札のためのランク設定評価」と「自社の実力を見るための評価」を合わせて実施すれば、よりわかりやすく明確なものになります。
特に、最近の経審市販ソフトは、業界平均値や目標値なるものまで付いていますので、自社の事業規模で、目標とすべき評点はどれくらいか、バランス的にはどうか等を見るには便利で活用しやすいものとなっています。
折りしもインターネット上では、(財)建設業情報管理センター(略称:CIIC)による経審情報がオープンになり、自社だけではなく、堅実経営企業・優良企業と言われている所の、各財務データも簡単に入手可能になりました。そうした優良企業とのベンチマーキングも一つの手法です。自社を強化するための有効な手段と考えていただければと思います。
2)
金融機関の企業評価指標の例
ある金融機関の企業評価(分析データ)指標をご紹介いたします。これは与信等を設定する場合の基礎情報になります。殆どの指標が、経審の経営状況(Y評点)と同じ項目を採用しています。建設業において、財務データが100%だとは言いませんが、経営者としてしっかり押さえておくべきことだけは確かです。
金融機関A
1. 自己資本比率
2. 総資本利益率(当期純利益から役員賞与、配当金を控除した留保利益で計算)
3. 借入金依存度
4. 総資本経常利益率
5. 償却前営業利益率(営業利益+減価償却費で計算)
6. 有利子負債返済年数(有利子負債をキャッシュフローで割る)
金融機関B
1. 自己資本比率
2. デッド・キャパシティ・レシオ(有利子負債÷当座資産)
3. 当座比率
4. 総資本経常利益率
5. 有利子負債営業キャッシュ・フロー比率
6. 売上高経常利益率
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