1.建設VEの手法
| 手 法 |
適用対象 |
概要と特徴 |
ワークシート |
標準的な時間 |
| (1)基本VE |
・計画全体
・構造物
・その他全般
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いわゆる基本的な実施手順を着実に進める。時間はかかるが、最も確実な成果が得られる。 |
12〜15 |
10〜30以上 |
| (2)ソフトVE |
・施工法
・作業方法
・業務手続
・組織
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施工法などに適した「工法VE」と、業務改善に有効な「管理間接業務VE」がある。工法VEは制約条件や問題点の機能化が特徴。
「管理間接業務VE」では問題点分析技法やFAST技法を利用して問題定義するところが特徴。 |
8〜10 |
10〜30 |
| (3)簡易VE |
・構造物
・仮設
・材料
・作業方法
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いくつかの種類があるが、大きく分けて「3時間VE」のように基本手順に沿っているが全体時間を短くしたものと、各種の短時間VE手法のように、機能分析を簡略化して時間短縮を図る手法がある。
会合を数回に分けるなど工夫するとよい。 |
4〜6 |
2〜5 |
| (4)個人VE |
・材料
・作業方法
・簡単な仮設
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工事担当者が、主として過去の事例から活用できそうなものを引用して、改善案に発展させるための方法。
日常業務の中から小さなテーマを見つけて実施する。 |
2〜3 |
− |
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2.VE導入推進上の留意点
「わが社でもVEリーダーは確保したが、一向にVEができない」という企業担当者の嘆きをよく耳にします。まさに、ポリシーとマネジメントの欠如のせいです。以前も書きましたが、VE活動を進めるにはどちらも絶対に欠かすことができません。なぜなら、VEは個人の改善努力に期待すべきものではないからです。VE推進の目的すら社員に理解されていないようでは、成果を期待する方が間違っています。このような企業の経営者と担当者は、次にあげる点をまず十分に検討する必要があるでしょう。
1. VE導入目的の明確化
2. VE方針とVE計画の策定(中期経営方針・計画と連動)
3. VE組織と役割の明確化
4. 個別VE活動の計画と実施
5. VE実績の把握と評価
6. 継続的なVE教育と啓蒙活動
7. 事例集などの情報整備

3.VEは技術
VEは技術です。学問ではありません。ですから、たとえVE手法を知ったからといって、それでVEができるということではありません。繰り返しVEをやる中から、機能で対象を見るということはどういうことなのか、どんな情報が必要なのか、自分の固定観念を取り除くにはどうすればよいのか、チームが目的達成に努力するためには何が必要なのか、こうしたことが少しずつわかってきます。最初は日常業務の中の小さなテーマから始めて、だんだんと複雑で重要なテーマに挑戦して行けばよいのです。
次回は、VE能力を活かし組織力を結集するために行うVE計画について説明します。
【VE手法を研究するための参考文献例】
・「新・VEの基本」:産能大学出版武刊
・「建設VEの実践的活用術」:彰国社
・「VE研究論文集」:日本バリュー・エンジニアリング協会
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