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■平成20年度に向けて経営事項審査の改正の方向性(その2) |
【第2号 平成19年09月26日発行】 |
(株)日本コンサルタントグループ 建設産業システム研究所 神中 良行 |
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改正経審のウエイトに関して |
| 平成20年度改正予定の経審では大きくウエイトが変わろうとしています。 |
| (1) |
完工高評点(X1)が、35% → 25% と減少 |
| (2) |
自己資本額及び職員数値評点(X2)が、10% → 15% と増加 |
| (3) |
技術力評点(Z)が、20% → 25% と増加 |
現在の経審の課題として「完成工事高評価の偏重」と「経営状況分析における評点分布の偏在」が挙げられています。
ここで、完工高評点に偏らないためにウエイト付けの変更で完工高評点(X1)の係数0.35から0.25引き下げ10%ウエイトが下がります。(完成工事高評価の偏重の回避)
また、評点の下限値を、現行の580点から400点程度に引き下げられます。完工高規模が5億円以下の企業に影響が出てきます。(ペーパーカンパニーの排除)
完工高の上限値を、2000億円から1000億円に引下げ、評点の上限値も2616点から2200点程度に引き下げられます。(大手企業の完工高評点偏重の回避)
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完工高のシミュレーション |
| 年平均完工高 |
0 |
5億 |
10億 |
50億 |
100億 |
1,000億 |
2,000億 |
| 現行X1 |
580 |
902 |
989 |
1287 |
1449 |
2268 |
2616 |
| 改正X1 |
400 |
875 |
959 |
1248 |
1406 |
2200 |
2200 |
| 差異 |
-180 |
-27 |
-30 |
-39 |
-43 |
-68 |
-416 |
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| 上記の表は、年平均完工高別でて現行経審と改正経審の差異をシミュレーションしたものです。 |
[シミュレーションの条件] |
| (1) |
完工高が「0」のとき、X1の下限値が580から400に引下げ |
| (2) |
完工高が1000〜2000億円のとき、X1の上限値が1000億円で2200点(程度) |
| (3) |
完工高が5〜1,000億円のとき、現行経審の1000億円が2268点で改正経審では2200点となるので3%ダウン。この間を3%ダウンととして暫定的に計算 |
[シミュレーションの結果] |
| (1) |
完工高が「0」の企業はX1評点は180点減少。(ペーパーカンパニーなどの排除に貢献が大きい) |
| (2) |
完工高が5億円規模の企業は大きな差異はない。 |
| (3) |
完工高が1,000億以上の企業は、大幅なP点の減少となる。 |
| (4) |
しかし、ここに完工高評点X1のウエイトが35%から25%に落ちることにより完工高の規模的評価は大幅に減少することが予測されます。 |
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