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平成20年度予定の経審改正情報
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■平成20年度に向けて経営事項審査の改正の方向性(その5)
【第5号 平成19年10月22日発行】
(株)日本コンサルタントグループ 建設産業システム研究所
神中 良行
今回は、技術力評点Zの改正案について解説します。
ウエイトの変更
総合評定値P点におけるウエイトを0.20から0.25に引き上げとなります。このことから、技術力の評価を改正経審では重視していることがわかります。
元請完工高の評点の新たに追加
技術力評点Zの評価の中に元請完工高の評点が加わることです。これにより、元請の施工マネジメント能力を評価することとなります。
また、元請工事は業種ごとに公共工事を中心にカウントすることになると思われますが、民間工事に関しては現在のところカウントするかは明確にうたわれていません。
技術者の重複カウントの限定
技術者の重複カウントですが、今まではひとつの資格でその企業が申請した工種で技術評点に認められた評価はすべて工種ごとにカウントすることができましたが、このため専門工事においてZ評点が実体より過大になっているの指摘がありました。そのための重複カウントが限定されることになりました。ただし、中小業者では技術者が複数業種に従事することも多いという実態を鑑み、1人あたり2業種まで認められることとなります。
基幹技能者の評価の新たな追加
一定の要件を満たす基幹技能者について新たに加点することが検討されています(一律3点)。
在籍する技術職員で監理技術者又は主任技術者としての資格を有する者を評価対象としていますが、技術職員の人数だけでなく、技術職員の能力、資格の取組み等を反映したきめ細かな評価を行うことが適当であるとの考えで検討されているものです。
このため、法令に基づく制度化を前提に、新たに基幹技能者に加点をし、専門工事業における人材育成の取組みを評価することになります。
−注− 基幹技能士とは
各産業で物をつくるのは、一般的に職人と呼ばれる技能者です。技術者の役割は、建設する物をどのように作るのか、設計図を書いたり、構造計算をしたり、必要となる材料等の積算や、掛かる費用を積算したり、いわば、これから建設する物の画を描くことで、それを実際に形ある、地図に残る物に作り上げるのが、いわゆる、 職人と呼ばれる技能者集団です。
監理技術者講習受講者
継続的教育を受ける技術者を評価する観点から、監理技術者講習受講者を優遇して評価します。監理技術者講習の受講者についてプラス1点加点評価することと検討されています。
監理技術者講習会は、特定建設業者が元請として受注する一定金額以上の工事に配置される監理技術者が5年に一度受講しなけなければならない講習で、技術者の向上に重要な役割を果たしています。
技術力評点Zの算出方法
(1)
技術職員評点の算出・現行と同様に、28業種毎に技術職員数を数値化したものを評点テーブルに当てはめ点数化します。
評点テーブルは、現行の技術職員評点テーブルを参考に、線形式で新たに作成します。
(2)
元請完工高評点の算出・元請完工高を業種毎に上限1000億円、下限ゼロの範囲内で点数化します。
評点テーブルは、評点の平均値が (1) と同程度になるよう、新たに作成されます。
(3)
Z評点の算出・上記 (1) と (2) を 4:1 の割合で加重のうえ合算して算出します。
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