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■平成20年度に向けて経営事項審査の改正の方向性(その11) |
【第11号 平成19年12月17日発行】 |
(株)日本コンサルタントグループ 建設産業システム研究所 神中 良行 |
今回は、前回に引続き技術力(Z)について解説します。
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技術力(Z)評点の改正のポイントは
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| (4) |
技術者の重複カウントを技術者1人に対して2業種までとする。 |
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| (5) |
監理技術者講習受講者の技術者評点への加算を行う。 |
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| (6) |
基幹技能者を技術者評点への加算を行う。(平成21年度より) |
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| (7) |
元請完工高の評点を新たに設ける。 |
今回は、(4)技術者の重複カウントに関してから説明します。
(4)の技術者の重複カウントが2業種までの影響は、業種を多く申請している企業にとっては大変重要になります。
平成18年1月1日から12月31日の1年間の経審データベース(注1)で、1業種のみ申請している企業は全体の30.2%であり、2業種(23.7%)、3業種(16.2%)、4業種(10.7%)、5業種(6.9%)、6業種(4.3%)、7業種(2.9%)と続きます。3業種以上を申請している企業が全体の46.1%を占めている状態です。
重複カウント2業種までの影響を具体的な例を示します。例えば、土木系の仕事を中心に行っているA社を例にとって見ると現行経審では、1級土木施工管理技士は、土木一式、とび・土工・コンクリート、石、鋼構造、ほ装、塗装、水道の業種に対して申請していれば全て技術者資格として認められています。そこで、A社では4人の1級技術者がおり、[ 技術職員数値事例表-1 ]のとおり7業種ともに申請していると申請した全ての業種に対して20点を確保することができました。(Z評点はこの点数をZテーブル表に当てはめ求めます)
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現行経審 [ 技術職員数値事例表-1 ]
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技術資格者 |
土木 |
とび |
石 |
鋼 |
ほ装 |
塗装 |
水道 |
| 山田大樹 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
| 伊藤敏雄 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
| 佐藤武志 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
| 石田勝昭 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
5 |
| 技術職員数値 |
20 |
20 |
20 |
20 |
20 |
20 |
20 |
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ところが、改正経審では一人につき2業者までの選択しかできませんので、ここでは重視している土木に厚く、次にほ装、水道、とび・土工と振り分けることにしました。その結果、土木は技術職員数値が15点、以下、とび・土工(5点)、ほ装(10点)、水道(10点)、その他の業種は0点となりました。
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改正経審 [ 技術職員数値事例表-2 ]
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技術資格者 |
土木 |
とび |
石 |
鋼 |
ほ装 |
塗装 |
水道 |
| 山田大樹 |
5 |
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5 |
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| 伊藤敏雄 |
5 |
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5 |
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| 佐藤武志 |
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5 |
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5 |
| 石田勝昭 |
5 |
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5 |
| 技術職員数値 |
15 |
5 |
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10 |
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10 |
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上記のように技術職員数値が20点あった業種が0となってしまうケースもありえるのです。当然、評価は総合評定値Pで評価されますので、完工高評価X1を含めて検討しなければならないのですが影響は大きいものです。
上記の例では、土木系の業種を例にあげましたが、建築系もあり、また土木・建築共に資格を持っている職員であればどの業種で申請していくか重要なポイントとなります。
次に、(5)の「管理技術者講習受講者の技術者評点への加算」です。管理技術者の資格を持っている技術者は技術資格点を加算できるのできるのですが、更に管理技術者講習受講することにより技術者資格数値に1点加点されます。
管理技術者講習受講は5年毎の更新となりますが、改正経審で受講した年のみ加点するのか、受講有効期間評価されるのかはっきりと分りません。技術者資格の評点は経審の中でも重要ですのでこの点については注目する必要があります。
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| (注1) 私共で収集した経審のデータベースで、平成18年の1年間の分析を行ったものです。約16万社強のデータで1業種のみで申請している会社は48,677社で全体の約30%でした。28業種全て申請をしている会社はなく、27工種申請している会社が1社ありました。 |
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