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平成20年度予定の経審改正情報

■各評価項目の最高点・最低点に関する解説

【第16号 平成20年3月4日発行】
(株)日本コンサルタントグループ 建設産業システム研究所
神中 良行


 

評点分布(幅)の比較

 改正経審で各評点の分布幅をグラフ化したものが下記のグラフです。
上段が現行の経審分布幅、下段が改正経審の分布幅です。


(1) 完工高評点(X1)は、最高点、最低点ともに低くなっています。更に、P点算出のウェイトは35%から25%に変更されましたので評価の面ではかなり低くなったといえます。
(2) 自己資本額及び利益額評点(X2)は、最高点、最低点ともに大きく上がりました。同時にP点算出のウエィトも10%から15%にアップしています。現行経審では従業員数の評価であり、自己資本額も売上の比率から絶対額に改正されていますので現行経審と大きな違いといえます。
(3) 経営状況評点(Y)は、最高点がアップしました。12指標から8指標に変わり、その内3指標のみが継続です。全体の点数幅よりも全体的に利益重視になっており、その面での対策が必要です。
(4) 技術力評点(Z)は、最低点が大きく下がり、最高点も若干下がっています。内容的には元請完工高評点が加わり、技術者資格者数、元請完工高の両面で検討する必要があります。また、技術資格者数の評点テーブルが線形式を採用したことにより、一人の資格取得が即座に点数アップに繋がってくることも注目する必要があります。その反対に、一人2工種までの限定はゼネコンタイプの企業にとって難しい選択を迫られることでしょう。
(5) その他の審査項目評点(W)は、最高点が倍近くなっています。企業としての社会性などを評価する項目です。ここで企業間の差が大きくなる可能性が高いでしょう。また、会計監査人設置をしていないと1750点のうち450点は加算されないということも差の一つとなります。

 今回、全ての評価項目で改正がありましたが、特に自己資本額及び利益額評点(X2)は点数幅の変更でいえば一番注意をしなければならないでしょう。また、その他の審査項目(W)でも点数差は企業間で開くものと思われます。

 

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