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神中講師 建設業『あれこれ』を語る!


■ 第1話 『 建設CALS/ECの準備を進めるにあたって 』
【第1話 平成12年10月30日発行】

★講師プロフィール★

神中 良行(かみなか よしゆき)
1955年(昭和30年)11月29日生
現職
  (株)日本コンサルタントグル−プ
建設産業システム研究所 ISO&IT推進部 課長
最終学歴
  青山学院大学 理工学部 卒
経歴
  (株)日本コンサルタントグループ システム開発部にて全国建設業協会推薦経営事項審査プログラム「経審博士」シリーズ、東日本建設業保証株式会社推薦財務会計プログラム「建設楽々会計」等の開発プロジェクトの責任者として活躍。
専門分野
  経営事項審査ポイントアップ研修会
経営事項審査シミュレーション指導
建設業OA化システム開発指導
建設業原価管理システム



★第1話★

2000年は、e−ビジネスが日本でも急速に広がっている。建設業界も建設CALS/ECを2004年までに建設省の直轄工事全てに対応するとして発表されている。これを受けて建設業者も建設CALS/ECに対応しようと考える企業が増えてきたが、いざ建設CALS/ECの準備をしようとしたときにどう対応してよいか、何を優先すべきか決定できずに時間だけが過ぎているのが現状だ。

例えば、建設CALS/ECの電子入札を実行するにおいてパソコン1台とインターネットに接続する環境があれば最低限のことは可能だろうし、操作手順などはマニュアルもできるし研修もあるだろう。さほど心配することはなく、指示されたことを忠実に実行すれば問題なくできるだろう。

では、これで電子入札の準備がすべて整ったと思うとそれは間違いだ。工事の設計図はCADデータで送付されてくるからそのCADデータよりすべての企業で図面を出力する。しかし、部材・工数などの拾い出しを今までどおり手で拾い出しするか、集計するソフトで自動的に拾い出し集計するか企業によって違いが生じてくる。そのとき、自動的にもしくは簡単にデータを処理できるようにすることにより見積業務のスピーディな対処、入札価格検討のためのシミュレーションと手で集計する企業と差別化を図ることができる。

そのような体制が組めるように準備をするためには、ゼロからスタートすることを考えるとパソコンを普通に使いこなすことから始めるしかない。ワープロソフトを使用して文章を書き、フロッピーもしくはメールなどで社内、社外とやり取りをする。簡単な表計算を実行する。ホームページの検索、Eメールの実行などからスタートとなる。

こんなこと既にできているという人もいるかもしれないが、意外とフロッピーのフォーマットやファイルの移動、コピーができない。フォルダーの概念も知らなかったりする。基本を知らないためにある程度進んでからストップしてしまうことは多々ある。建設CALS/ECをきっかけに社内のIT化を進めようとしている企業は、基本を社員に徹底することから考えて推進する必要があると私は思う。

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